お役立ち塗装ブログ

 

揖斐郡　塀の打ちっぱなしコンクリート塗装をおこないました【ランデックスFC特殊工法】

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こんにちは。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

岐阜県　安八郡・大垣市・瑞穂市　外壁塗装 屋根塗装の専門店　大橋美装です。

 

揖斐郡でおこなった塀の「コンクリート打ちっぱなし塗装」の様子をご紹介します。

 

こちらのお宅は、お家の周りをグルっとコンクリート塀で囲われています。

おしゃれなイメージのあるコンクリートの打ちっぱなしですが、年数が経つとカビや汚れ、シミといった外観の劣化が目立つようになります。

 

施工前

原因は、塗布されている撥水剤の劣化です。

劣化するとコンクリートに水分が浸透してしまうため、カビ汚れや黒ずみが目立つようになります。

雨風にもさらされていますので、雨垂れの跡が汚れた印象にしています。

 

【雨垂れの跡・コケの発生】

 

コンクリート打ち放しの壁でよく発生するクラック（ひび割れ）ですが、これも放っておくと危険です。

クラックからの水の浸水により、漏水や凍害による爆裂にもつながり、構造体自体を傷めてしまう可能性があります。

 

【クラック（ひび割れ）】

下地処理をおこなった後、塗装をしていきます！

 

施工の様子

 

１．高圧洗浄

塀に付いた汚れを高圧洗浄の流水で落としていきます。

長い年月をかけてコケやカビ、砂などが蓄積していますのでしっかり落としていきます。

２．下地処理

クラックの補修をおこないます。

浸透型のエポキシ樹脂補修材をクラックに沿って刷毛で塗っていきます。

 

 

その上をサンドペーパーで研磨します。

周りのコンクリート粉末と混合され、補修跡が目立ちにくくなります。

３.　下塗り　プライマー塗布

プライマーを塗布しました。

下塗りは、次に塗布する上塗り材と基材の密着性を高める効果があります。

４．疎水材　塗布　(１回目)

疎水材を塗布し、コンクリートに撥水と防水の機能を持たせます。

塗布することで水が浸透しにくくなり中性化を防ぎます。

さらに、塗布した時の細かい塗膜の凹凸で撥水する仕組みとなっています。

この効果を「ロータス効果」といい、蓮の葉に落ちた水滴が表面を弾いて動いているのと似ています。

 

 

５.色斑調整材塗布　(FCコート)

色斑調整剤はベースの色になります。

コンクリートの風合いを残しながら、ムラや以前の塗装の柄を消すことができます。

 

打ちっぱなしのPコンの穴は、全体の色よりも少し濃い色で塗装します。

そうすることで仕上がった時に凹凸感がでます。

 

６.パターン付け（柄付け）

打ちっぱなしコンクリートの意匠性を出す工程です。

今回は専用の柄付けローラーを仕様して柄をつけました。

自然なコンクリートの風合いを出すためには、柄のバランスがとても重要です。

 

近くで見るとこんな感じです。

塗った直後は柄が見えていますが、すぐに乾いて塗った柄が見えなくなってしまうので、時間をかけて確認することができません。

この柄が浮きだすのは、仕上げの疎水材を塗布した時です。

 

天場もスポンジで柄付けしていきます。

 

７.疎水材　塗布　（２回目）

仕上げに２回目の疎水材を塗布しました。

これで完成です！

 

完成

 

打ちっぱなしコンクリート塗装は工程が多い分、通常の一色塗りに比べて費用は固くなりますが、コンクリートの意匠性を大事にしたい方にはおすすめの工法です。